2014年8月29日金曜日

笠ヶ岳

2014年8月26日~28日

初日、JR松本駅を降りバスに乗り込もうとすると、雨足が強まった。

道の駅風穴の里の休憩時、バスを降りるタイミングでまた雨足が強まる。

そして、新穂高に到着し、出発のタイミングでまたしても雨がザーザー降り出した(笑)

前途多難な予感(^^ゞ

暫くは林道を歩くが、わさび平小屋に到着する頃、遠くで雷がゴロゴロ鳴りだした。

当日の宿は鏡平山荘。同じ双六グループのわさび平小屋より宿泊場所変更の打診もあったけど、ボクの判断はGO!

2日目の行程も考え、リスクマネジメントする。

この程度の雨での増水は全く問題なし。高層に寒気の流入はあったものの現地の空と雲の様子から雷も直ぐに収まると判断した。

結果、徒渉も問題なく、歩き始めて暫くすると青空が顔を覗かせるほど天候回復した。

しかし、もし雷雲が近付いて来た時は即座に退却し、わさび平に宿泊する話をさせて頂いた。
融通のきく山小屋とは有り難いものである。

今回は、鏡平山荘と笠ヶ岳山荘の宿泊。どちらも良い山小屋である。



比較的、年配者の多いツアーになると、歩行ペースや安全管理はより一層注意が必要になります。

ボク自身も集中を高め、微細なリスクも排除すべく常に先手を打ちながら進行していく。

「大変だな」って思う感情は当たり前のこと。

でも、それと同時に「必ず安全に、無事に下山までご案内する!」って想いが湧き出てきた。

その感情は、プロのガイドとして自分自身を誇れた。

1日目、2日目、3日目、お客様と話し、日を重ねる毎にその思いは強くなり、そして全員足並を揃え無事に下山した時は、とても充実した満足感のある良いツアーだったと心から思いました!


年齢を重ねても目標の山に挑戦することは素晴らしいこと。

それをサポートさせて頂くのがボクの仕事。

装備の詰ったザックよりも、遥かに重いものだけど、それを背負えなければプロのガイドとは言えない。

そのことを学んだ3日間でした!

参加の皆さま、ありがとうございます!































イワショウブ