2014年8月22日金曜日

西穂高岳

2014年8月18日~19日

登山上級(!)クラス、西穂高岳!。

悪天候の続く8月。

岩稜の尾根をゆく西穂で最も注意するべきは、雷、雨、風だろう。

この三拍子が揃ったのが、ここ数日の天候だ。

出発日、やや天候が回復していたが油断はならない。標高の高い山は一日中ガスに包まれていることが多いのが、去年と今年の夏山の特徴だ。


新穂高ロープウエイで一気に1000mの高度を稼ぎ、西穂山荘に向かった。

西穂山荘の粟沢支配人は気象予報士で、夕食時に解説してくれる翌日の天気予報は信頼性抜群。

ガスと風、午前中は雲が残りレインウエアの装着が必要になることを告げ、結果その通りになった。


早朝、ヘッドランプの明かりを頼りに、暗闇のなかを丸山まで歩き、明るくなるころ独標に到着すると、ガスが濃くなり、ここでレインウエアを装着した。

風が吹き、小雨がパラつくガスの中、西穂の山頂を目指す事になったが、内心は「これならイケる」と感じていた。

先に述べた注意すべき、雷、雨、風。

先ず雷の心配は無い。
二番目の、風はあるものの決して強くは無い。
吹いても風速は10m未満。
雨は小雨。

有り難くない天候だが、アタックするには、ここのところの悪天候を考えると比較的悪くない条件だ。

お客様には、「寒くないようにレイアリングしてもらえば、今日は決して悪い条件ではないです」と伝えた。

集中を要する岩場を越えて、全員無事に見事登頂し、そして下山した。

眺望は無かったけど、目標を達成したことに満足できた西穂でした!