2014年4月12日土曜日

扇山~百蔵山【ガイド】

2014年4月12日

犬目~扇山~百蔵山~百蔵山登山口


中央線沿線の人気の山「扇山・百蔵山」

今回は、ガイドの1日をご紹介します。


まず1日のスタートは、ツアー本隊と合流することから始まります。

通常、一番多いのが、自宅から最寄りのサービスエリアでの合流。
ボクの場合、自宅から近い中央道双葉サービスエリアでの合流です。
都心から南アルプスや北アルプス、八ヶ岳などの通過点で、丁度都合が良いポイントです。

次に、現地登山口での合流。
現地合流、現地解散ですね。
車で、直接登山口に行くので気楽なのですが、お客様とのコミュニケーションをとる時間が少ないので、少し寂しいです。

そして、もうひとつ、電車で移動し、登山口の最寄り駅での合流です。
今回は、これです。


7:00ボクの地元、中央線塩崎駅
塩崎駅からも富士山が見えます
鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳も望めます


途中、電車の車窓からは、八ヶ岳や南アルプスの白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)もバッチリ見えました(写真は無しです(^^ゞ)


塩山市付近では桃の開花で美しいピンクのじゅうたんに
岩殿山
8:30現地四方津駅に到着
駅には桜
少し散りかけていましたが綺麗です
一般登山者でしょうか?午前の犬目登山口行きの路線バス
は一本しかないので、大勢の登山者が乗り込んでいました。

電車移動と待ち時間は、どんな山行になるんだろうと想像する、ワクワク楽しい時間です。
ここでツアーバスを待ち、30分ほどでバス到着。

ツアー本隊と合流し、車内で挨拶、自己紹介、登山の注意事項などをお話します。
お客様の顔を見て話しをするこの時間も大好きです。
話をしながら、自分自身のテンションも上げていく感じです。


登山口に到着し、準備体操を行って出発。
登山はゆっくり安全第一で進行していきますが、実はガイドの頭の中は、タイムスケジュールが詰まっています。
行程通りスムーズに進行出来るように、下山時刻を意識して各所で分刻みで計算しています。

途中、樹木、動植物などの解説を織り交ぜながら歩きますが、話す地点にも意識します。
ちょっと疲れてきた辺りで、立ち止まり話すと、お客様の呼吸も整うので、少しリフレッシュできるのではないかと思います。

扇山では大勢の登山者で賑わっていました
富士山の眺望もバッチリ!

ぽかぽか陽気の山頂でランチタイムをとり、百蔵山へGO!

急斜面を注意しながら慎重に下り、いよいよ百蔵山の登りに入ります。

登山は、パーティーの中で一番弱い人に合わせて歩きますが、最後の登りでは、登山中級クラスのやや速い歩行スピードで登るようにしました。

これはボクが、ドSだからではありません(笑)

皆が、安全に下山できるように、最初から最後までゆっくり安全歩行を意識しますが、そのクラスに応じたスピード感も学んでほしいという思いがあるからです。

この日のお客様は、素晴らしい足並みでした!


百蔵山

最後、百蔵山からの下山は、疲労も出やすいので、集中を切らさずに慎重且つスムーズなスピードで歩きます。

事故が起きるのは、ほとんどが下山時と言われています。
下山は集中力が大切です。


下山後は、急激に筋肉が硬直するので、直ぐに整理ストレッチを入念に行います。
ストレッチを終え、ここでガイドの仕事は終了。

この日は温泉入浴がセットになっていたので、温泉に浸かりほっと一息。

最後、バス車内でお別れの挨拶をして、富士急行線の都留市駅で途中下車しました。

下車時は、終わったという達成感もありますが、お客様とのお別れの寂しさの方が強いです。
本当に、嘘建前じゃなくて寂しい思いです。

だからボクは、必ずまたどこかの山での再会を誓うんです。


とまあ、堅苦しく書きましたが、家を出発してから帰宅まで、とにかく楽しいです!

お客様と、一緒に歩くのが楽しくて大好きなんです!