雨の降る11月の甲武信岳。
気温はそれほど低くなく、風もそれほど強くない。
しかし、山小屋到着予定時刻が午後5時と遅い為、夕暮れ前に小屋入りする行動を心掛けた。
無事に小屋入りしホッとしてしばらくしてから、暗くなった時間帯に小屋に入ってきた団体がいた。
到着した登山者はバラバラで、数名が低体温症の症状で動けなくなっていた。
結果、無事で良かったが、パーティーとして機能を失っているように見えたその姿に疑問を感じた。
低体温症は、案外簡単に陥る。しかし、簡単な対策で防ぐこともできる。
決して難しい条件ではない。
山を舐めてないか?って思ってしまった。
山小屋のトタン屋根を叩く雨音を聴きながら眠った。
そして、まだ暗い時間帯の早朝、前夜の雨が嘘のように見事な星空が輝いていた。
徳ちゃん新道の下りは、雲海に浮かぶ富士山と美しい紅葉を楽しんだ。
参加の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。