2014年11月9日
日本百名山の著者深田久弥終焉の地、茅ヶ岳。
その登山口には山域の登山道や施設を整備、管理している山岳会の方が常駐していた。
彼らの日々の努力があり、安心して登山を楽しめるのである。
その努力に感謝の気持ちを忘れてはいけない。
さて今回は、登山マナーのお話。
アクセスやコースタイム、展望の良さなどの理由から、平日でも多くの登山者が訪れる茅ヶ岳。
深田ファンが多いのもその理由の一つだろう。
もちろん一般登山者から、我々の様なツアー登山も多い。
そして、山岳会や登山クラブのような団体も。
今回も、名の通った登山会のネームプレートを掲げた数台の大型、中型バスが登山口に止まっていた。
登山道は女岩を過ぎて急登に入り、そして山頂直下の岩場に差し掛かった。
大きな団体は、無線機でやり取りしながら進んでいる。
お互いに声を掛け合いながら安全に配慮することはとてもいいこと。
しかし、その団体の多くは岩場の通過にも関わらず傘をさしているのだ。
立派なガイドが付いている、有名なクラブである。
ボク達のチームは岩場の通過手前で、ストックを畳み、スムーズに通過できるように準備していたけど、その団体はみな傘を片手にストックまで持っている。
岩場の渋滞は仕方ないけど、これには驚いた。
リーダーが一言助言すればよいことなのにと思ってしまった。
きっとボクよりも遥かに経験を持ち、ベテランのガイドに違いないが、ボクの考えは間違っているのだろうか?
周りから見てマナーのできている団体は見ていても気持ちがいい。
自分自身もそうありたいと思いました。