中房温泉~燕岳~大天井岳~常念岳~一ノ沢
燕岳と常念岳は何度か登っているけど、今回の目的は大天井岳の縦走路を歩くこと。
アクセスの問題がクリアできれば、縦走してみたかった場所のひとつです。
テント1泊の予定なので、燕と常念のピークは踏まないという計画でスタート。
ご存知、燕岳登山口の中房温泉。
まだ水は止まっているようです。
ギンリョウソウ
コイワカガミ
燕山荘までに雪渓有り。ここはツボ足で通過。
テント場は、まだ雪上。
ガスに包まれる燕岳は、予定通りパス。
大天井岳を目指します。
途中、小ピークを巻く夏道には残雪があり、冬道の直登コースとなります。岩場を登りますので、標準コースタイムより多めの時間が掛かります。
クモマスミレ
ミヤマキンバイ
喜作新道への分岐。冬季休業中の大天荘への道は、現在雪渓トラバースが危険なため封鎖。直登コースでダイレクトに大天井岳の山頂を目指します。
山頂までの道は若干、不明瞭な部分があります。
目先の踏跡よりも、尾根筋を外れないように、広い視野でルートファインディングする事を心掛けましょう。
翌朝4時半、貸切のテント場に陽が差し込み、ゴールデンタイムに突入。
大天荘から常念までは気持ちの良い、なだらかな縦走路が続きます。
面白い雪形
彩雲
雪渓有り。ここは滑落の危険があったため、ピッケル使用。
眼下に常念小屋と、目の前にそびえる常念岳。
常念小屋から一ノ沢の下山は長いですが、多くの植物が目を和ませてくれました。
ウラジロナナカマド
ミツバオウレン
ヒメイチゲ
ショウジョウバカマ
オオバキスミレ
オオカメノキ
ニリンソウ
クロユリ
ツマトリソウ
サンカヨウ
イチヨウラン
一ノ沢も雪渓有り。ここで今回初の軽アイゼン装着。
長い樹林帯を歩き
一ノ沢登山口到着。
大天井岳の縦走路は、コマクサの赤ちゃんで溢れていました。
もう間もなくで、コマクサ大群生の尾根歩きが期待できそうです!!