2013年6月30日日曜日

☆大正池~徳本峠 【ガイド】

2013年6月29日~30日

大正池~嘉門次小屋(宿泊)~徳本峠


      囲炉裏を囲む男衆

      炎を眺め

      口を開くもの一人おらず

      不器用だけど 本物の山男

      ただただ流れる時間・・・

      悪くはない。

 





大正池からスタートし、田代池からの梓川コースは増水のため通行止め。
林間コースを進みます。

嘉門次小屋では、約40分かけてじっくり焼き上げた、絶品の岩魚を堪能し、皆で囲炉裏を囲んだり、星空を眺めたり。
 
熊の毛皮や、和かんじき、ミノ、カモシカの剥製など、渋すぎる雰囲気の有形文化財、嘉門次小屋。
ウエストンが嘉門次に贈与したピッケル。
岩魚の塩焼き、山菜の天ぷらなど、最高の料理。
翌朝、徳本峠へ。
 徳本峠。
途中、残雪がありましたが、ステップが階段状に切ってあり、ノーアイゼンでも問題ありませんでした。

お客様と雑談しながら上高地を歩く。
これも、ガイドの楽しみのひとつ。

参加の皆様、ありがとうございました!!




2013年6月26日水曜日

☆大天井岳

2013年6月22日~23日

中房温泉~燕岳~大天井岳~常念岳~一ノ沢
 

燕岳と常念岳は何度か登っているけど、今回の目的は大天井岳の縦走路を歩くこと。

アクセスの問題がクリアできれば、縦走してみたかった場所のひとつです。

テント1泊の予定なので、燕と常念のピークは踏まないという計画でスタート。


ご存知、燕岳登山口の中房温泉。
まだ水は止まっているようです。
 
ギンリョウソウ
 
コイワカガミ
燕山荘までに雪渓有り。
ここはツボ足で通過。
テント場は、まだ雪上。
ガスに包まれる燕岳は、予定通りパス。
大天井岳を目指します。
途中、小ピークを巻く夏道には残雪があり、冬道の直登コースとなります。岩場を登りますので、標準コースタイムより多めの時間が掛かります。
 
クモマスミレ
 
ミヤマキンバイ
 喜作新道への分岐。
冬季休業中の大天荘への道は、現在雪渓トラバースが危険なため封鎖。直登コースでダイレクトに大天井岳の山頂を目指します。
山頂までの道は若干、不明瞭な部分があります。
目先の踏跡よりも、尾根筋を外れないように、広い視野でルートファインディングする事を心掛けましょう。
翌朝4時半、貸切のテント場に陽が差し込み、ゴールデンタイムに突入。
 
大天荘から常念までは気持ちの良い、なだらかな縦走路が続きます。
面白い雪形
彩雲
雪渓有り。
ここは滑落の危険があったため、ピッケル使用。
眼下に常念小屋と、目の前にそびえる常念岳。
常念小屋から一ノ沢の下山は長いですが、多くの植物が目を和ませてくれました。
 
ウラジロナナカマド
 
ミツバオウレン
 
ヒメイチゲ
 
ショウジョウバカマ
 
オオバキスミレ
 
オオカメノキ
 
ニリンソウ
 
クロユリ
 
ツマトリソウ
 
サンカヨウ
 
イチヨウラン
 一ノ沢も雪渓有り。
ここで今回初の軽アイゼン装着。
長い樹林帯を歩き
 一ノ沢登山口到着。

大天井岳の縦走路は、コマクサの赤ちゃんで溢れていました。
もう間もなくで、コマクサ大群生の尾根歩きが期待できそうです!!