2014年10月28日火曜日

刈込池・荒島岳(日本百名山)

2014年10月25日~26日

前日のツアーを終え、蒲田のホテルで前泊。

羽田から小松空港に飛び、刈込池へ。

紅葉ベストシースンの週末とあって道路は混雑していましたが、一般車両のご協力で何とかツアーバスも駐車場に辿り着くことが出来ました。

実際、刈込池を目の当たりすると、その混雑ぶりに納得。

三ノ峰を映す湖面は見事というしかありませんでした。


翌日は日本百名山の荒島岳。

百名山の踏破を狙い、遠方から参加している参加者も多い。

全員の登頂と無事の下山の為に、ペースをコントロールする。

そして、目標を達成した。

あまり慣れていない土地の案内だけに、自分自身不本意な部分もあったけど、無理だと諦めかけていた混雑の刈込池にも辿り着けたし、全員が無事に登頂し、安全に下山できた。

お客様は楽しかったと言ってくれた。

それで良しとしよう。




三ノ峰を映す刈込池






白山

















遠山郷・恵那山(日本百名山)

2014年10月23日~24日

紅葉が標高1000mから1300m辺りが見頃となり、紅葉ベストシーズンの恵那山を登ることができました。

初日の観光、遠山郷は残念ながらガスの中。

しかし翌日、最高の青空でお客様も大満足の様子。

南アルプス、中央アルプス、北アルプスもバッチリ見えました!

遠山郷の天空の里(あまのさと)
残念ながらガスで何も見えず

登山口の広河原の木橋

見事な紅葉の中を歩く


前日のガスが嘘のように晴れ渡る空


南アルプス

登山道と山頂には新しい看板が設置されてました。
標高も最高点の2191m表記に。

色付くカラマツ林





















東北(八甲田~十和田~八幡平~岩泉~盛岡)

2014年10月18日~22日

東北4泊5日の旅

新青森~八甲田ホテル(周辺散策)~松森山~十和田湖~青荷温泉ランプの宿~八幡平(安比岳・茶臼岳)~松川温泉松川荘~早坂高原~龍泉洞~宇霊羅山~龍泉洞温泉ホテル~盛岡太田薬師岳


特急あずさで中央線をゆき東京駅でお客様と合流した。挨拶と少しの会話をする。まだ緊張している自分がいる。新幹線はやぶさに乗車し普段見慣れない景色を車窓から眺めると、ワクワクする気持ちと楽しさでそんな緊張も一気に吹き飛んだ。




上質で、夢みたいな時間。

一瞬一瞬がまるで映画のワンシーンのように映像が脳裏に焼き付く。

東北の美しく厳かな景色を心で感じる旅が始まった。




新青森駅に到着しレンタカーで八甲田へ向かう。

初日の宿泊は八甲田ホテル。


周辺の散策路歩きは、美しい森と夕焼けの時間。

普段の生活圏を離れ、遠い異国に来た様な感覚がした。

雪中行軍遭難者慰霊塔
世界最大の遭難事故199人の尊い命が亡くなった

地獄沼
初日の宿泊場所の八甲田ホテルの前にある
温泉が湧き出ており触ると温かい





八甲田ホテル周辺の散策路
木製ベンチの下に温泉が流れており座ると温かい






二日目、ブナの原生林が美しい鳶七沼と松森山をあるく。

松森山は不明瞭な破線ルート。

誰もいない山深い低山を、地図とコンパスで確認しながら深い笹のルートファインディングを楽しんだ。

仙人橋から松森山へ

赤沼


松森山
看板の傷は熊の仕業!?


月沼

鏡沼

鳶沼





十和田湖に移動し、遊覧船十和田丸に乗船。

遊覧船十和田丸から紅葉の山を眺める



青荷温泉ランプの宿。

ランプの明かりだけで過ごす、とても雰囲気のある宿。

ランプの明かりの下で食べる夕飯は、想い出深いものとなりました。

青荷温泉ランプの宿








翌朝、八幡平へ。

観光地化された八幡平から、人静かな安比岳、茶臼岳までを軽快に歩いた。

八幡平(日本百名山)

 
八幡沼


源太森

安比岳(あっぴだけ)

黒谷地湿原

茶臼山荘(無人小屋)

岩手山

茶臼山




八幡平を後にし、松川温泉に向う。

松川荘の見事な露天風呂を堪能し3日目の行程を終えた。

翌朝は、盛岡から岩泉へ。

日本の原風景が残る道を車を走らせ、日本三大鍾乳洞の龍泉洞を見学。

龍泉洞の上にそびえる宇霊羅山に登った。



岩洞湖


早坂高原

龍泉洞





宇霊羅山(うれいらさん)




宇霊羅山を下山し、海岸線を目指す。

鵜の巣断崖と浄土ヶ浜を巡りながら震災の復興地であることを肌で感じた。

鵜の巣断崖



浄土ヶ浜




龍泉洞温泉旅館を後にし、盛岡に戻る。

最終日の5日目は太田薬師岳。

登山口はリンゴ畑。

農家のおばあちゃんに声を掛けると、農作業の手を止め、リンゴ狩りを体験させてくれた。

収穫した籠一杯の見事なリンゴを全てプレゼントしてくれた。

また来てくださいの温かい言葉。

東北のおもてなしに感動し、旅の最後を締めくくった。

太田薬師岳


リンゴ畑の中に山ブドウ棚があり収穫が行われていた。




盛岡名物わんこそばを体験



繁忙期の夏、山ばかりの生活だったボクには、あまりに優雅で感動的で想い出深い旅となりました。

アルプスとは一味違う魅力に溢れた東北。

まだその魅力のほんの入り口を垣間見ただけなのかもしれない。

ゆえに、きっと生涯忘れることの無い、新鮮な刺激を胸の中にしまうことができた。


東北の美しい景色と、素朴で温かい人々。

そして東北の山のガイド依頼をしていただいたお客様からは、常に相手の幸せを考え、もてなし接する心に、大切な何かを学びました。

素晴らしい東北の5日間をありがとうございます!